先日、退職金の手取りはいくら残る?知っておくべき「退職所得」優遇と自動計算シミュレーター という記事を投稿し、退職金から税金がいくら引かれる(あるいは控除内におさまる)かを計算してみた。

しかし、あの強力な税制優遇は、退職すれば自動的に適用されるわけではないらしい。 何もせずにほったらかしにしていると、一律で20.42%の所得税・復興特別所得税がガッツリ源泉徴収されてしまうという恐ろしい罠がある。

優遇を受けるためには、以下のように事前に会社へ書類を申請(提出)しておく必要がある。

国税庁のページにあるPDFフォーマットに従って記入し、退職金の支払い元(会社)に提出する仕組みだ。 こちらを提出し忘れると、先述の通り20%以上の課税がなされた状態で退職金が振り込まれることになる(後日、自分で確定申告を行えば払いすぎた分は戻ってくるらしいが、一時的に大きな現金が拘束されるのは避けたい)。

実際の社内手続きのリアル

「お堅い書類だし、書くのが面倒そうだな」と身構えていたのだが、私の会社では非常にありがたい対応をしてもらえた。

  • 申告先の税務署
  • 支払い元(会社情報)
  • 自分の氏名や住所などの基本情報

これらがすでにPDF上でフォーム入力された状態のものを、総務からメールでもらうことができたのだ。おかげで、私はいくつかの該当項目にチェックを入れるだけで済んだ。会社のこういうシステマチックなサポートは本当に助かる。

というか、今日総務部門に提出したばかりなので、どこか記述が間違っていて「差し戻し」を食らうかもしれないが……(その時はまたネタとして別途書くことにする)。


会社が裏でやっている「退職給付」の仕組み

総務から送られてきた書類を眺めながら、「会社側は退職金をどうやって会計処理し、どう管理しているんだろう?」と、エンジニアとしての知的好奇心が少し湧いてきた。普段は何気なく受け取る退職金だが、企業の財務や会計の裏側のルール(しくみ)をざっくり知っておくと、組織というものの割り切り方が見えてきて面白い。